高度画像認識技術の事業化可能性調査

大手ICT企業が開発した、写真画像の高度な認識技術について、用途仮説を想定し、競合技術との比較分析や想定導入先企業へのヒアリング調査などにより有望な事業化領域と想定ビジネスモデルを特定し提言した。

実施内容

1.技術特性の把握と事業化仮説設定

対象技術の特長や課題、できること・できないこと等を開発企業へのヒアリングや実験記録の整理などにより把握し、技術がもたらす便益と制約条件を整理した。さらに、対象技術が有効に利用できると想定される領域を抽出し、各領域での事業化について仮説を設定した。

2.競合技術調査

対象技術と類似で競合が予想される技術をピックアップし、それらの技術の開発動向や想定される用途、登場時期、長所・短所を整理した。それらの情報を対象技術と比較し、対象技術の長所やそれを生かせる事業化領域を検討した。

3.想定導入先ヒアリング

対象技術によって大きな便益がもたらされることが予想される想定導入先領域の代表的企業にヒアリングを行い、想定用途の実現性や導入条件、必要な技術条件などを具体的に把握した。

4.事業化モデルの検討

ヒアリング結果を踏まえて想定導入先の絞込みを行い、有望な領域については想定用途や事業化モデルの具体化を行った。