ユーザー理解がビジネスチャンスを拡げる
私たちの暮らしや社会を支えるあらゆるサービス、製品、システム、制度などは、その利用者にとって「利用可能な」形に作られている必要があります。この、極めて当たり前と思われることが、しばしば意識されないまま事業の設計や計画が行われ、「優れているのに使われないサービス」、「高齢者や障害者には使えない製品」などがあまりにも多く登場しています。
こうした事業や制度は、ユーザー理解の不足ゆえに、自らその可能性を無駄にしていると言えます。数多くの企業でユーザーを理解することの重要性、ユーザー視点で考えることの必要性が謳われています。しかし、実際には企業側の視点で考えてしまうことへ知らず知らず陥ってしまい、もっとも重要な視点が欠けてしまうことがあります。ただ単にユーザー理解、ユーザー視点といっても抽象的なただの謳い文句になっていないでしょうか。
ユーザーを一人一人の人間として捉えること、様々なグループとして捉えることの両面から考えていく必要があり、またユーザー自身が意識して行っていることと、無意識に行っていることの両面も併せて考えていく必要があります。他にも数多くの捉え方を取り入れてユーザーを理解していくことにより、予見できなかった事実が浮かび上がってくることも決して少なくはありません。
我々は、ビジネスや行政サービスのデザインにユーザー視点を導入し、事業/サービスの十分なユーザー・フィッティングによって、その価値とビジネスチャンスを最大化します。