アライド・ブレインズ「2006年自治体サイト全ページアクセシビリティ実態調査」の概要
調査目的
自治体が公開している全ページを点検することにより、各課で作成したページや古いページなど、下層のページまで含めたホームページ全体の品質を明らかにし、アクセシビリティの基本対応がどの程度できているか、発展対応にどの程度着手できているかを把握する。
調査対象
- 全国47都道府県庁、人口20万人以上の自治体、東京23区の計180自治体
- 公式ホームページの全ページ
調査時期
2006年8月22日〜10月12日(主な解析時期は、8月22日〜9月29日)
調査・分析方法
アライド・ブレインズが独自に開発したホームページの品質解析プログラム「CRONOS 2(クロノス2)」を用いて各自治体のトップページよりリンクを巡回し、同一ドメイン内のHTML内容を収集・解析した。
今回の調査では、「CRONOS 2」の各種収集データのうち、アクセシビリティの基本対応、発展対応を象徴する項目として以下のデータを取り上げ、分析した。
- 基本対応:画像に対する代替テキストの付与状況
- 発展対応:見出し、箇条書きなど文書構造に関するHTMLの記述状況
調査結果概要
基本対応、発展対応の数値は、総ページ中、対応できているページの割合
レベル | 自治体数 | 評価 | 次に求められる対応 | 基本対応 | 発展対応 |
---|---|---|---|---|---|
A | 4 | サイト全体で基本・発展ともに十分対応している | 配慮の適切さの確認 レベルの維持 |
90%以上 | 70%以上 |
B | 7 | サイト全体で、基本・発展ともに対応している | 配慮の適切さの確認 発展対応の徹底 |
80%以上 | 40%以上 |
C | 37 | 基本・発展ともに対応に着手している | 基本対応の徹底 発展対応の徹底 |
60%以上 | 10%以上 |
D | 102 | 基本対応が不十分である/発展対応の着手が遅れている | 基本対応の徹底 発展対応の着手 |
40%以上 | − |
E | 30 | 基本対応が不十分なページが極めて多い | 基本対応の見直し・着手 | 40%未満 | − |
※調査結果詳細は、11/7に東京にて開催するセミナーで発表します。
※セミナー及び調査に関する詳細は、ウェブアクセシビリティ総合サイトA.A.O.(http://www.aao.ne.jp/)に掲載しておりますので、ご参照下さい。
調査・セミナーに関するお問い合わせ
アライド・ブレインズ株式会社 担当:目次(めつぎ)・大久保・田崎
Tel:03-3261-7431 Fax:03-3261-7432 e-mail:office@aao.ne.jp
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