業務実績(電子政府ユーザビリティ基本調査)

政府のe-Japan戦略等に基づき、電子政府の整備が進められてきたが、オンライン申請をはじめとする電子政府サービスの利用率は未だ低いのが現状である。その一因として、オンライン申請のユーザビリティ(使いやすさ)の問題が指摘されている。本調査は、電子政府オンライン申請について、初めて本格的なユーザビリティ評価を実施したものである。

本調査では、オンライン申請の主要3システムと言われる社会保険・労働保険分野、国税分野、登記分野について、システム毎に専門家によるユーザビリティ診断と、想定利用者によるユーザビリティテストを実施し、様々なユーザビリティ上の課題を抽出した。

また、各オンライン申請の想定利用者を対象としたアンケート調査・ヒアリング調査を実施し、一般的なユーザビリティ課題の他、対象業務の専門性に由来する課題や、想定利用者層の違いによる課題や評価の違いについても調査・分析を行った。